2021年5月4日 水瓶座下弦の月|現実的な目標設定で基盤を固める

こんにちは、アリエ直也です。

2021年5月4日 4時50分に水瓶座で下弦の月を迎えます。

月の満ち欠けで占う月相は新月と満月が重要とされることが多いですが、新月と満月の間にあり、月がちょうど半分満ちて(半分欠けて)いる状態の上限の月、下弦の月も重要なエネルギーを受け取れます。

今回は、満月から月が欠けていく過程の「下弦の月」ですが、下弦の月は次の新月から好スタートを切るための「準備期間」と思っていただくと分かりやすいと思います。

新しくガンガン仕掛けるよりも、メンテナンスや補修、満月までにできなかったことを補足するなど、「守る」ことで次に備えるイメージです。

さらに、現在は冥王星が逆行し始めた時期とも重なります。2021年に入ってから10天体順行期間が長くあり、物事が順調に進みやすかった期間が長かったですが、ここで天体の中で一番遠い冥王星が逆行することで、大枠から「ちょっと待った!」と抑制されているような感じになります。

10天体順行期間は、物事が進みすぎて(進展しすぎて)、この流れに着いていけないと感じていた方も多いかもしれませんが、冥王星が逆行することで、ある意味落ち着きを取り戻せる方も多いでしょう。

また、少し振り返ると、4月12日の新月では火のエレメントに天体が集中しており、エンジン全開で「やってやるぞ!」というエネルギーに満ちていたため、心身ともに疲れも溜まっている頃かと思います。

今回の下弦の月では火のエレメントはゼロなので、そのようなことからもイケイケに進もうとするのではなく、準備期間としてメンテナンスに徹するのが吉。

ただし、10天体順行期間、火のエレメント強化期間を経て、2020年までにはなかった可能性や、壁を打開する兆しが見えてきたことも確かなはずです。

2021年のここまでの生活を振り返りつつ、連休明けの新月から再び前に進むように、星の動きからヒントをもらいましょう。

GWなのに家にいるのがもったいないと思うかもしれませんが、まとまった時間が取れるこの時をチャンスと捉えていきましょう!

では、ホロスコープを見ながらメッセージを読み解いていきます。

出典:ASTRO DIENST

ホロスコープからみる全体運

今回の下弦の月は「牡牛座」のエネルギーを意識して過ごすことが重要になります。

牡牛座を見ると、太陽、水星、金星、天王星の4天体が滞在しているのと、人生の開運ポイントと言われるアセンダントも牡牛座にあります。

さらに、人生の方向性を示す最も重要な天体である太陽とアセンダントがぴったり重なっている(コンジャンクション)ことから、より牡牛座が強調されます。

牡牛座は五感を活性化させる性質があり、自分自身にこだわりを持ちます。また、持っているもの、持っている才能に意識が向けられる星座という特徴もあります。

これを踏まえて、星の動きからどんなことに気をつければ良いか読み解いていきます。

自分の資質に気付く(太陽、アセンダント)

太陽とアセンダントがコンジャンクションというアスペクトを取っていることから、自分の内なるエネルギー、行動力の源泉と、自分の進む道が一致するような動きで、世間から見られている自分の役割に対して、あなた自身の本音が噛み合ってくるでしょう。

「やりたいこと」「やるべきこと」「できること」に折り合いがついて、推進力となります。

これまで、水瓶座的な風の時代に入ったことで理想を描いて理想の生活をしようと望んでいたかもしれませんが、その理想だけが一人歩きしてしまい浮き足だった状態から、自分ができること、自分が得意なことで人生に発揮できる感覚が降りてきます。

例えば、自分が一番やりたいと思っていることは、実は一番得意なことで一番伸び代があることだったかもしれませんが、それゆえ、「それは無駄なこと」「自分がやることじゃない」「それよりもやることがある」と、才能を抑え込んでいた感じがありそうです。

でも実はそれが一番自分の才能を発揮できることで、一番力を発揮できることだと、牡牛座が教えてくれそうです。

五感は自分が一番感じることができる感覚で、自分ができることだとも言えます。遠い遠い理想の世界を目指すのではなく、五感で自分が感じる「できること」をやってみましょう。

自分と向き合う時間をとって、このようなことに意識を向けてみてください。

思っていた方向性と違ってもOK

太陽、アセンダントに加えて、天王星もコンジャンクションのアスペクトなので、この天王星のエネルギーも加わってきます。天王星には「変化をさせる力」「ブレイクスルー」「イノベーション」というキーワードがあるので、この天王星の重なりはガラリとした変化を求めているのかもしれません。

牡牛座力を使って自分のできることに意識を向けた時、ここまで考えていた方向性とガラリと変わるかもしれませんが、その変化こそが成長するために必要なことなのです。

今までと違うことにヒントありです。

“目標”に縛られない(ASC、MC、冥王星)

太陽、アセンダントに対して、MCがトラインという調和的な角度をとっています。MCは社会で到達するゴールや、社会での目標を表していますが、このMCと自分の内なるエネルギー、人生の方向性を表す太陽、ASCが調和的ということから、

自分ができることを素直にやり遂げることこそが、今の自分のステージで達成する目標なんだとメッセージを送ってくれているようです。

2021年は風の時代元年ですので、いろんな方が風の時代的な生き方を推奨しており、それに合わせて自分も目標を立てたと思いますが、その目標にがんじがらめになってしまい、今のプロセスにも制限がかかってしまっているようにも感じます。

目標は遠くに設定しておくものの、自分の感覚にしたがった結果の先にゴールが見えてくるものですので、目標やゴールを固定せずに柔軟に変化していくものとして、今の自分の感覚に意識を戻すことを心がけると、自ずと牡牛座力を使えて、進む道を見えてくるでしょう。

どっしりとした目標が定まるのは、どちらかというと地や水の性質で、風はひらりひらりと浮遊するので、目標は定めにくい性質です。

この、ひらりひらりとした浮いた感じの中で、成長をしていくのが風の時代的な生き方ですので、この変化を恐れず、どんどんトライしていきながら仮説検証を繰り返し、経験値を増やしていきましょう。

ホロスコープからみる社会の動き

ここまではホロスコープが個人に与える影響をみていきましたが、社会にはどのような影響があるかみていきましょう。

国民と政府がバチバチの関係に

国民や世論を表す1ハウスに、国家を象徴する太陽が。そして、政府や与党を表す10ハウスに、国民や大衆を象徴する月が滞在しており、太陽と月がスクエアの角度をとっていることから、国民と政府の間での不満や苛立ちはまだまだ続きそうです。これが緊急事態宣言下の状況を如実に表しているなと感じます。

さらに、月は規律や制約を象徴する土星と、太陽は変化や変革を表す天王星と、それぞれコンジャンクションとなっています。

ある意味では、SNSで騒がれていることや世間で起きていることは、星からのエネルギーをそのまま表現しているかのように感じます。

不謹慎ながら星を見ると現状は仕方ないかなと思わざるを得ないですが、この状況を星から教えてもらっている私たちは、大衆のエネルギーに巻き込まれないように意識をして、周りに流されない自分軸を確立させることが重要なんだと思います。

自分で決断する力が求められている

コロナによる影響により、以前のように誰かと同じことをやっているだけでは済まされず、自分自身で決断し、行動しなければならない状況になりました。

身近な友達や同僚、家族の中でも価値観や判断基準が異なることを思い知らされて、自分が決めなければならない状況に遭遇した方も多いと思います。

そんなときに、自分軸を持っていないとどうやって決断をすればいいか迷ってしまい、ある種のパニックになってしまうぐらい、どうすればいいかわからなくなってしまいます。

このブログを読んで、ホロスコープから世の中の動きと、自分が何をすればいいか宇宙からヒントを得ている方々は、ぜひ、周りに流されない自分軸を確立させるために、自分の奥底まで向き合ってください。

このブログでは月の満ち欠けのサイクルで約週1ペースで記事を更新していますが、毎週毎週、自分と向き合う時間を確保して考え続けていれば、今年が終わる頃には劇的に自分が変化していることに気付くでしょう。

ぜひそのように星読みを活用していただければ嬉しいです。

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