2021年1月13日14:00に山羊座で新月を迎えます。先日、1都3県に緊急事態宣言が発令されて、再び制限のある生活が強いられていますが、この制限も宇宙は知っているかのような配置をしています。

新月は太陽が月の真裏に入ることで地球からは見えなくなる状態になり、占星術的にいうとコンジャンクション(0度)の配置になります。まっさらな状態の新月は、これから太陽の光を少しずつ反射していき月が満ちていく最初のときということで、ものごとを始める決意をする日にはピッタリです。

その新月が山羊座で起きるということで、ものごとを真面目にコツコツとやり遂げるエネルギーが働きます。これまで遠慮してきたことや周りに反対されて遠ざけていたことなど、これを気にコツコツと着手し始めると実になりやすい配置になっています。

では実際に新月のホロスコープを見ながらどのようなことが読み解けるか見ていきます。

黙ってステイホームでコツコツと

冒頭でも述べたように、8ハウスの山羊座で新月を迎えるということで、山羊座に象徴されるようなコツコツとものごとをやり遂げる、というエネルギーがかかってきます。また、積極的に拡大していくエネルギーではないので、現実的に実現するような目標を設定すると良いでしょう。

次に山羊座で満月を迎えるのは約半年後のですので、この時期を目処に達成しそうな目標を設定すると実りやすくなります。

また、新月に対して「制限」や「抑制」のエネルギーを持つ土星がコンジャンクションという押さえ込む配置になっており、その他の個人天体と呼ばれる水星と木星が押さえ込まれており、火星もトラインというハードな結びつきをしています。

この星の配置を読み解くだけでも今の社会情勢を象徴しているように思えますね。現実世界でも色々と制限されて楽しみもなくなってきがちですが、ここは「黙ってステイホーム」が望ましいです。

なので、このステイホームの期間(土星)を生かして、現実的に達成できそうなことをコツコツとやり遂げる(山羊座)。

また、8ハウスで迎える新月ですが、8ハウスには「共有」「共感」「遺産(お金)」のようなキーワードがあります。緊急事態宣言下で制限される中でものごとを共有できるような間柄の人は限られていると思います。もしあなたが経営者や会社の役員レベルであれば、役員会議を開いて今後の方針を話し合う期間にすると良いでしょう。この期間の会議が今後の会社の基盤となるような収入をもたらしてくれるかもしれません。

風の時代の自分磨きを練習する

ではどんなことをコツコツとやり遂げればいいかという視点から読み解いていきます。2020年12月22日に200年に一度とも言われる時代の変化が起こりました。木星と土星が風のサインである水瓶座でグレートコンジャンクションになったことで、これまで200年続いた土の時代から「風の時代」へと時代が変わりました。

時代が変わったとはいえ、日常生活をしている分にはその変化に実感が沸かない人も多いと思います。しかし、間違いなく時代は変わっており、日々変化が目に見えてきているのは紛れもない事実です。

今回の新月の配置からは、その変化を感じ取り、風の時代における自分磨き(特に知性)を練習していきましょう。というメッセージが読み取れます。

具体的に見ていくと、まず、ASCとMCが風のサインに入っていること、そして知性やコミュニケーションを司る水星が水瓶座に入っていることで風のエレメントが強調されます。ASCのルーラーである水星が木星とコンジャンクションの配置を取っていますが、木星から知性を広げていくようなエネルギーが注がれています。

そして、水星は情報伝達やコミュニケーションも司り、インターネットも水星が司ると言われています。

コロナの影響により悪いことばかりが耳に入ってきますが、ステイホームが加速したことでオンラインでのコミュニケーションツールは格段に発展していきました。今までは現場に足を運んで受けなければならなかったセミナーや勉強会、講座などが、こぞってオンラインで受けることができるようになったのです。

しかも、安価で上質な勉強ができるようになっているのです。ホリエモンも「世界中の大学の授業がオンラインで無料で受けることができるようになっている」ことを例に上げて、「つまり、自分で勉強できる能力が求められるようになる」と伝えています。

これこそ「風の時代」の知性の磨き方であり、自らが積極的に勉強して人生に生かしていく時代になったのです。これまでの教室に座ってみんなと同じ勉強をする時代は終わったのですね。

新月は新しいことに取り組むのにピッタリなエネルギーですので、あなたが興味のあることや身に付けたい能力に関するオンライン講座を探してみて、受講するというチャレンジをしてみてください。

ちなみに僕は「お金」に関するセミナーや説明会をオンラインで受けましたが、とても有意義な勉強ができ刺激的な時間でした。ただ、あくまで山羊座の新月ですので、現実的にコツコツできることから取り組むことをおすすめします。いきなり数十万円払ってオンラインのコースを受けることは控えた方が無難ですね。

スピリチュアルに取り組む人も増えてくる?

知性やコミュニケーションを司る水星をもう少し深堀してみましょう。特に見ていきたいのは水星が入っているハウスですが、水星は9ハウスに入っています。

この9ハウスは「探究のハウス」と言われており、自分を広げて成長を促すことを教えてくれるハウスです。一般的には行動範囲を広げるという意味で「旅」がイメージされますが、今の時代は気軽に旅もできませんので、ここでは置いておいて、もう一つの思考範囲や精神性を広げるという意味で「高等教育」「哲学」「スピリチュアル」がイメージされます。

社会からかけ離れている印象があったスピリチュアルですが、時代が変わり風の時代になったことで、かつてのような制限がなくなってきているように感じます。

今まで興味はあったけど、周りの目が気になって取り組むことができなかった方は、このチャンスにスピリチュアルに触れてみてはいかがでしょうか?前半でもお伝えしたように、約半年後の山羊座の満月まで続けられるようなことから始めると、今後の人生に好影響を与えるような実になるかもしれません。

時代は確実に動いている

最後に、今回の山羊座新月のメッセージをまとめると、

  1. 新月は新たな目標を掲げ、ものごとを始める日にする
  2. コツコツとやり遂げられるような現実味のある目標を立る
  3. 風の時代を生きていくための知性の磨き方を練習する

コロナで世の中が制限されて動きが止まっているように感じるかもしれませんが、水面下では着実に、そして確実に時代が動いています。そんな中で僕たちができることは、この山羊座の新月が教えてくれたように感じるのです。できることをコツコツと。あなたもできることから取り組んでみてください。その努力を宇宙が必ず見てくれていて、強力なサポートをしてくれることでしょう。

おすすめの記事