こんにちは、アリエ直也です。
2021年6月2日の16時24分に魚座で下弦の月が起きます。下弦の月は、満月から新月に向かって月が欠けていく過程の月相で、外に向かってガンガンと進んでいくよりも内面を整えたりメンテナンスをしたりする期間として過ごすと良いでしょう。
下弦の月期間にしっかりとメンテナンスをして、次の新月からまた拡大のエネルギーを使っていけるように、整えていきたいところです。
加えて、今回の下弦の月では、水星、土星、冥王星が逆行しているため、ものごとがスムーズに進みにくい状態でもあるので、見直しが必要なことやメンテナンスが必要なところにフォーカスされて課題が浮き彫りになりそうです。
前回の満月では柔軟宮に多くの天体が集まっていたことで、一度決まったことが覆されたり、外部からいろんなことを差し込まれたりと、都度対応に追われる日々だったかと思います。
対応に追われていたことで心身ともに疲れが出ていることと、やるべきことができないこともあったと思いますので、そのような星の流れも受けて今回の下弦の月が起きていることを意識していただくと、より一層、有意義に過ごせるのではないでしょうか。
では、ホロスコープをみながら、宇宙からのメッセージを読み解いていきましょう。
出典:ASTRO DIENST
ホロスコープからみる全体運
まず、今回の下弦の月のホロスコープを見ると、全体的に西半球に当たる右側半分に天体が集まっていることがわかります。
西半球は、他人との関わりの中で他人からのメッセージや影響を受け取る性質があるため、次回の新月までは他社との関わりを意識して過ごすと様々な課題が見えてくるでしょう。
さて、その中でもよりフォーカスされそうなことは「家族」「家庭」「生活の基盤」「仕事の基盤」というような、自分が生きていく上で安心感を構築するようなことがテーマとなりそうです。
4ハウス魚座の月
今回の月は4ハウスの魚座にあります。4ハウスは家庭のことや安心の基盤となるものをテーマとするため、この辺りに見直しやメンテナンスのポイントがありそうです。
家族や家庭のテーマとは、目に見えない「繋がり」のようなことはもちろんですが、生活の基盤ということでお金に関わる課題も浮き彫りになりそう。直接的にお金がテーマとされるのは2ハウスですが、家庭における基盤や安心感という意味ではお金は欠かせないものですので、忘れがちですが重要な項目だと言えるでしょう。
特に、いままでどんぶり勘定で家計の収支を気にしていなかった方は、このタイミングできっちり把握することをおすすめします。
お金の使い方について家族から指摘が入ることもあると思いますが、それは4ハウスの月が影響しているのだと思ってください。
家計の収支を把握することで、結果的に心にゆとりが出てそれが生活の基盤形成になります。また、自分にはどのぐらい余裕があるか把握することで、ガンガン仕掛けるときに躊躇なく動くことができます。
このように、下弦の月の期間をしっかりと意識して過ごすことで、次回の新月から勢い付けることができるのです。
蟹座火星と冥王星がオポジション(180度)
家庭や生活の基盤に関することは4ハウスの月の影響だけではありません。
どちらかというとこのエネルギーの方をより注意しなければならないのですが、蟹座火星と冥王星がオポジションという180度の配置になっています。
火星は攻撃的なエネルギーですが、それが内向的で塞ぎがちな蟹座に滞在していることで、そもそも自分の怒りや不満をため込んでしまっているのですが、そこに破壊をテーマとする冥王星が180度の角度で正面から圧力を加えることで、今までため込んでいた火星の攻撃的なエネルギーを一気に爆発させてしまうような可能性があります。
身近な存在である家族や親戚は、つい、友人や同僚のように一歩引いて接することができなくなり攻撃的になってしまいます。特に今回は西半球に天体が集まっていることから、相手のアクションをきっかけに自分の怒りが爆発してしまう可能性があるので、冷静な対応を心がけましょう。
ネガティブなエネルギーをどう処理するかがポイント
このように、月や火星、冥王星の配置から身近なことや基盤となることに関しての課題が浮き彫りになりそうですが、このブログを読んでいただいた方は、世の中の人間がネガティブなエネルギーを宇宙から受けてしまうことを知っているので、うまくそれを避けるように対処することが重要です。
自分も周りに合わせて宇宙からのエネルギーに振り回されてしまうと心身ともに疲れも倍増して、新月からのスタートダッシュが切れなくなってしまいます。
冒頭でもお伝えしたように、水星逆行期間中ですのでミスコミュニケーションやコミュニケーション不足が起こりがちですので、念には念を入れて他人と関わることを意識しましょう。
ネガティブなエネルギーを緩和させるためには
宇宙は手厳しい中にも、解決のためのヒントを教えてくれています。
先ほども解説した蟹座火星と冥王星のオポジションが、結構影響を与えそうだなと思っておりますが、それを緩和させるヒントは、火星と冥王星とメディエーションを形成している「海王星」の存在です。
海王星には境界線を溶かす性質がありますが、相手との間に圧力がかかって緊張状態となるのは、大きな壁、隔たりがあるから。この壁や隔たりを海王星のエネルギーを借りてうまく溶かしていくと新たな道が拓けそうです。
壁は自らが壊すものだと思って、反発せずに受け入れることができれば、折り合いがついて解決となることでしょう。
心の支えになるものが見えてくるかも(双子座金星)
メンテナンスの期間とはいえ、家族のことや生活の基盤のこととなると疲れがグッとくるのも仕方ないかと思いますが、そんな時に自己完結する心の支えとなるものがあれば、より過ごしやすくなると思います。
そのヒントは双子座29度にある金星です。
金星は喜びのポイントや楽しさ、美しさを司る天体で、双子座は好奇心や興味を示すものを象徴とするサインです。
その双子座の最後の度数29度に金星がありますが、各サインの最後の度数はそのサインの象徴とすることを完結させる意味があります。
つまり、これまで双子座を通ってきながら自分の喜びポイントや楽しさを探してきた金星が、最後にその集大成として形にするというような意味を持っています。
好奇心旺盛でいろいろなことに手を出してきた双子座の金星が、その中でも一番楽しかったことをピックアップしてくれます。その一つの趣味(あるいは仕事)を深めていくことで、それが自分の喜びになり、日々を彩るものになるでしょう。
加えて、金星とほぼぴったりトライン(120度)の配置となっている、発展と拡大の木星が後押しのエネルギーを送ってくれています。
なかなか閉塞感が拭えず我慢の生活が続くウィズコロナ時代の中で、心の支えになり精神が豊かになるものが見つかりそうです。この収穫がある喜びを素直に受け取りましょう。