こんばんは、アリエ直也です。

2021年1月29日は獅子座で満月を迎えます。今回の満月は獅子座で迎えるということで、自己表現や創造活動をテーマとなりそうです。

満月は月が満ち切るタイミングなので「実る」「完成する」「結果が出る」というような意味合いがあります。また、感情を司る月が太陽の陽で全面的に照らされることにより気持ちが高揚するような状態になります。

月はある日突然満月になるのではなく、月が全く見えない新月の状態から徐々に満ちていき、満月に姿を変えていきます。そして、満月の状態から徐々に欠けていき新月の状態に戻るというサイクルを繰り返します。

この月のサイクルに合わせて現実世界でのライフサイクルを送ることで、求めていることがより実現しやすくなっていきます。

このサイクルを意識したとき、満月の前の区切りとなるのは、月が半分だけ太陽に照らされる状態の上弦の月になりますが、この上弦の月は新月から満月に向かっていく過程ですので、ものごとを拡大していくエネルギーに満ちています。

それを踏まえて満月では、結果として拡大のためのエネルギーは正しく使えて実を結ぶことができたか振り返る日とも言えるのです。

つまり、新月から満月にかけて適切な目標設定ができて適切にエネルギーを使えることができた人にとっては「実り」「完成」「結果が出る」という状態になっていると思いますが、うまく過ごせなかった人にとっては実りのない満月になっている場合もあるでしょう。

ちなみに、前回の上弦の月は「自分はどうしたいのか?」という理想を問い質されるメッセージが宇宙から送られて来ており、理想の実現のために世界観や美意識はブラさずにコツコツと積み上げることにエネルギーを使うとより効果的でしたが、今日の満月で振り返ってみて、ご自身の結果はいかがでしょうか?

思うように結果を残せた方も、そうでない方も、2021年1月29日の満月ではdのようなメッセージが宇宙から送られてきているか確認していきましょう。

出典:ASTRO DIENST

本音で話すからこそ相手に真意が伝わる

獅子座での満月ということで自己表現や創造活動に意識が向きやすいですが、特に仕事では自分が思っていることを言いたくなることもありそうです。

今までは相手の移行に沿ってできる限り対応してきたけれど、実はそれではうまくいかないと思っていたことも多いと思います。そんな本音の部分を自分の意見として表現することで、これまで悶々としていたことに突破口が見つかる気配があります。

8ハウスで満月が起きているので「共感」「深い部分での繋がり」「受け継ぐ」というテーマがより強調されますが、そのことからも本音で伝えることで相手も理解してくれるようになりますし、相手からしても本音を言いやすくなります。

根本的な基盤から変革する

表層的なところでやりとりしていてもいつまで経っても問題解決にはなりません。これまでも何度も問題解決に踏み込んできたけれど、いつまで経っても問題が解決しないということは、もっと深いところに問題があることが伺えます。

満月はホロスコープ上では月と太陽がオポジション(180度の角度)をとりますが、その180度の結ぶ線に対して火星と天王星がスクエア(90度の角度)の配置となっています。

この角度はTスクエアと言われており、スクエアの角度を取っている天体が鍵となりますが、今回はエネルギッシュで活動的な火星と、改革を司る天王星が鍵となり、もう改革せずにはいられないようなエネルギーと言えるでしょう。

さらに、火星と天王星は「安定」「基盤」をテーマとする4ハウスにあるため「根本的なところから変えていこうよ」というメッセージが込められていると感じます。

もしかすると、これまでずっと安定して売上を上げていた事業や仕事の基盤となっていたものを根本的に見直して変革させなければならない局面に来ているのかもしれません。

ただ、あなたは既にそのことに気がついていたのでは?と思うのです。根本的に変えないとマズいことになるぞと。ただ、根本的に変えなければならないことなので、全てをひっくり返すようでなかなか言い出しにくいことだと思うのです。

なかなか言いにくいことだけど本音で思っていること。それを相手に正面から伝えられるように、満月が後押しをしてくれているのですね。

マンネリは解消の方向へ

基盤となっているものを根本から変えていくというのは恋愛においても同じです。今の社会情勢からいくと、なにかと「コロナだから」という理由で片付けられてしまいます。自分の都合が悪くなったときにコロナを理由に誤魔化すこともできてしまうことも否めません。

相手のそのような態度に疑問を感じることがあるとすれば、別れも含めて行動に移すタイミングと言えるでしょう。特に関係性がマンネリ化している場合はこのタイミングで一つの区切りとしても良いと思います。

満月は、月のエネルギーが陽から陰に転じていく一つの区切りのタイミングです。完成して収穫するという意味もある一方で、そうではない結果であればこれまでの行動を省みて目標を立て直すときでもあります。

もちろん、区切りと言っても別れるだけが区切りではありません。これまでのお付き合いしている関係に区切りをつけて結婚という選択も当然あると思います。

どのように区切りをつけて次の展開に進めるか、それも既にあなたは答えを持っているのだと思うのです。

本音でできないことはこれからもっと辛くなる

仕事においても恋愛においても、自らに正直になって本音を伝えることができたとき、意外と簡単に解決策がみえてくるものです。逆にいえば、本音でできないことはいつまで経っても解決の糸口が見つからず八方塞がりになってしまうと言えるのではないでしょうか。

2021年になり、1ヶ月が終わろうとしています。年のはじめに立てた目標に対して、この1ヶ月の過ごし方はどうだったでしょうか?

このままの路線で2月以降も過ごして良さそうか、進む道を修正する必要があるのか、満月の後押しも受けながら省みる時間としていただければと思います。

自分に正直になって本音を言うということは、別の側面から見ると「主体的に人生を生きる」と表現することができます。根本的に問題解決をしなければならないぐらいの状況は決して順調とは言えないかもしれませんが、自らの人生に主体的になることでどんな状況でも立て直すことができるようになります。

そのことを知り、会得したときには強靭な精神が確立されて、それが今後生きていく上で核となる人生観を創ることができるはずです。

【社会の動き】コロナ対策が一枚岩にならない理由は?

僕は占星術は自分軸を確立するための一つのツールとして使って欲しいという思いがあるので、基本的には個人としてどうすればいいかという視点で占星術を解説していこうと思っているのですが、個人の力が発揮されるのは社会活動においてですので、社会の動きも読み解くことで自分の活かし方にも繋がると思っています。

さて、今回の満月は獅子座で迎えているのですが、月と180度の角度にある太陽は水瓶座にあります。占星術において太陽はもっとも重要な天体と言っても過言ではないぐらい個人に影響するので、この水瓶座にある太陽も見逃せません。

水瓶座には「個性」「理想を求める」というテーマがあり、世の中みんなが自分の理想を求めていたり、個性が発揮されるような生き方をしたいと思うようになってきています。

それは緊急事態宣言などで生活に制限をかけられているからこそ、余計に「誰にも制限されない自分らしさ」を考えるようになります。やるなと言われたらやりたくなってしまう、みたいな感じですね。

ホロスコープ的にみても集団性や社会性がテーマになる山羊座に、破壊と創造を司る冥王星があります。破壊と創造とはどういうことかというと、例えばコロナによってテレワークやITに対する比重が高まったことも、既存の仕組みを破壊して新しい常識を創るというまさに冥王星の影響が強く現れています。

では今の緊急事態宣言が発令されている今の状況においてどういう意味が読み取れるのかというと、

社会性、集団性、制限など関係なく(山羊座冥王星)、自分らしく個性を出せる生活を送りたい(水瓶座太陽)。

という心情にみんながなっていると読み取れます。

この「個性」というのは興味深くて、コロナなんて関係なく自由に生きていきたいという気持ちも個性ですが、コロナ対策を徹底的にやってステイホームを守り抜くというのも個性なのです。

そして、同じ波動を持った人たちは引かれ合うので、適度に外に出たい人たちはそこに集まりやすくなり、ステイホームを守り抜く人は家に集まりやすくなります。※物理的には個人の家ですが、意識的には集合無意識に集まっています。

とあるリテラシーが高い人たちが集まるお店には「みんながコロナ対策をしっかりして節度を保って行動すれば外出してもいい」という意識が充満しており、コロナ前と変わらないぐらい人が出入りしているお店があるのも事実なのです。

このように世の中をよくよく見渡してみると、コロナ禍においても様々な生き方があることがわかると思いますが、その上で自分はどんなことを理想に掲げどんな生き方をしていくのか?これも風の時代の象徴的な出来事ではないでしょうか。

おすすめの記事