アリエ直也です。

2021年2月5日の2:37に蠍座で下弦の月を迎えます。

下弦の月は、満月から新月へと欠けていく過程ですので、ものごとを拡大・成長させるのではなく、どちらかと言えば月のサイクルに合わせて活動してきたことを振り返りながら「分析」をして「次に備える」ことをすることに向いている時期です。

2021年も早くも1ヶ月がたちましたが、社会情勢的にもぐらぐらしていて落ち着きのない状態が続き、目標に向かって進んでいると思ってもどこか軸が定まらず揺れ動かされることもあるのではないでしょうか。

ちなみに、次の新月は2月12日になりますが、新月になれば新たな気持ちでスタートを切れるかと思います。その新月で良いスタートが切れるように、下弦の月から新月までの約1週間で準備、メンテナンスをしっかりと行っていきましょう。

それでは、今回の下弦の月に込められているメッセージを読み解きます。

出典:ASTRO DIENST

自分の資産をメンテナンスする

今回の下弦の月では自分の資産を見直してメンテナンスすることをテーマに過ごすと良いでしょう。

星の配置をみると、北半球に当たる下半分に天体が集中していることがわかります。北半球は私生活や個人的な楽しみ、個人の隠れた才能の領域です。また、東半球に当たるMCとICを結ぶ線よりも左側に天体が多くありますが、こちらは自分の考えと自分の力によって人生を作り上げていくという領域です。

このことから自分自身にフォーカスされる天体の配置だということがわかりますね。

さらに、2ハウスという「お金」「所有物」がテーマになるハウスに5つの天体が集中しているので、お金や所有物に関することがより強調されることでしょう。

2ハウスはお金や所有物がテーマになるハウスですが、もう少し広く捉えると「資産の部屋」と捉えることができます。会社でいうとリソースと表現される領域だと考えていただいても大丈夫です。

つまり、下弦の月のこの時期に自分の資産、リソースを見直してメンテナンスすることをがテーマになります。

個人レベルでいうと、

  • 自分の才能を棚卸しする
  • 不足している知識を補う
  • 心身の疲れを癒す

など意識を向けてみてください。

会社や事業者レベルでいうと、

  • リソースの棚卸しをする
  • 機械、設備のメンテナンスをする
  • 情報を整理する
  • ウェブサイトを見直す

など見直すと、後に今回のメンテナンスが生きてきます。

理想の仲間が集まるコミュニティに参加する

今回のホロスコープをみると北半球にほとんどの天体があるので個人的なことがテーマになることは間違いないですが、一方で、下弦の月の主役である「月」が唯一ひとつだけ社会生活をテーマとする南半球にあります。

占星術では、一つだけポツンと存在している天体には特別な意味があると言われているので、かなり重要なメッセージが読み取れることでしょう。

さて、一つだけポツンと存在している月は蠍座の11ハウス。

蠍座は嘘やごまかしを嫌う性質があり警戒心が強く現れますが、良い面としては、その分人や会社などを慎重にみる力が備わっています。つまり洞察力が優れているため人を見る目が養われています。

そして、11ハウスは「仲間と理想を実現する」というテーマがあります。自分一人ではなし得ないことでも仲間と一緒であればエネルギーは何倍にも膨れ上がります。

蠍座の性質と11ハウスのテーマを掛け合わせると、素晴らしい仲間が集まるような気がしませんか?月はそのようなパワーを送ってくれているのです。

ただし、もしこれまで理想のコミュニティに参加できていなかった場合は、理想に向けて新たにネットワークを広げていく必要があります。これまで行ったことのないグループに顔を出してみるとか、交流会に参加するとか、行動を変えることでネットワークが広がります。

それは同時に勇気のいることかもしれません。いままで居心地よかった場所から出て新たな環境に足を踏み入れることは恐怖や不安が必ず付き纏います。

その不安を暗示するかのように月に対して火星と天王星が180度の位置にあります。火星は行動力やエネルギーを表す天体で、天王星は変革、改革を表す天体ですが、「どんどんネットワークを広げて行こうぜ」と言わんばかりに対面からエネルギーを送ってきています。

居心地が良かった場所にしがみつくか、理想を求めて新たな環境に足を踏み入れるか。あなたの中でも既に答えは出ていることでしょう。

自分の資産が新たな環境で役に立つ

自分では何気ないことだと思っていても、他者から見ると素晴らしい才能だったり貴重な資源だったりします。新たな環境に踏み入れるとこれまでと違った視点から見てもらえるので、そんな自分の資産を認識しやすくなるでしょう。

おすすめの記事