何か願い事を叶えたいと思ったときや、実現したいことを引き寄せるための方法として新月や満月を意識するとよいことは一般的にも知られるようになりました。これはYouTubeで占い師やスピリチュアリストが引き寄せをテーマに動画を配信していることも大きな影響があると思います。YouTubeなどの影響で月の動きについて関心が広がっていることはとても良いことですね。
動画や記事などで様々な人が解説をしていますが、ここでは新月と満月のエネルギーの活かし方を日頃から参考にしていただけるように体系的にまとめていきます。
新月や満月のエネルギーに興味を持ってこれからの人生に活かしていきたいという方はもちろん、これまで新月、満月のエネルギーを意識してきたけどなかなか願い事が叶わなかった方にも、見直していただき今後に活かしていただければと思います。
占星術的にも月は太陽に次ぐ重要な天体とされています。その強力なエネルギーをご自身にも取り入れていただければと思いますが、重要なのは自分自身で実行するということです。今回の記事でも具体的なやり方を解説するので、ご自身の手で人生を切り開いていきましょう!
新月・満月のエネルギーは願い事を引き寄せるだけじゃない?!
新月・満月の過ごし方と願い事の書き方を解説する前に、月を意識することの本質的な意味をご紹介します。※それよりも先に願い事の引き寄せ方を知りたいという方はこちらからジャンプしてください。
この記事にたどり着いた方は、新月や満月が願い事に影響することを何らかの形で知った方だと思いますが、月のエネルギーという見えない力に興味を持つ時点でかなりスピリチュアル的な素質がある方でしょう。ほとんどの方が見えない力など信じずに人生を過ごしていく中ですので、スピリチュアリティの目覚めをぜひ大切にしていただきたいと思います。
特に男性は見えない力に意識が向きにくく、さらに実感として感じにくいのではないかと思います。そんな中でも月のエネルギーに興味を持たれたということで、人生においてきっかけとなるような出来事があったのかもしれません。もし明確な出来事が起きたのであれば、そのときの年月日と気持ちの変化を書き残しておいてください。
それが今後のスピリチュアリティを深める際に、必ず使えるメモになることでしょう。
さて、前置きが長くなりましたが、スピリチュアルを人生に生かすに当たり一番重要なことは「宇宙の流れにしたがう」ことです。したがうというと支配されている感覚になるかもしれませんが、「流れに乗る」とか「宇宙の法則にリンクする」という解釈でも構いません。
宇宙の流れと言ってもなかなか実感できないものですが、その中でも月の満ち欠けは宇宙の流れを一番実感しやすいものだと言えるでしょう。つまり、新月・満月をきっかけに月の動きを意識することで宇宙のことがより身近になり、宇宙の流れにしたがえるようになっていくのです。
僕の師であるリーナ・エダさんは、「宇宙と仲良くなることが近道だ」とおっしゃいました。
このように新月と満月のエネルギーは、単に目の前の願い事を叶えるだけにとどまりません。せっかく人生の中で月のエネルギーを取り入れるのであれば月と仲良くなるくらい親しみをもって接すると、宇宙もあなたの自己実現を後押ししてくれて、より引き寄せやすい体質になっていくはずです。
新月→満月のサイクルを意識する
月には満ち欠けがあり、突然新月や満月になるわけではありません。新月から満月になる過程でいわゆる三日月になったり、半月(上弦の月)になったりします。また、満月から新月になる過程でも、再び半月(下弦の月)になり三日月になり新月へと満ち欠けを繰り返します。
新月、満月ともに願い事を引き寄せるときに使われますが、新月と満月で同じ願い事をすればいいということではありません。次の章から具体的な過ごし方を解説しますが、新月と満月はセットに考えて、さらにいうと、新月→満月→新月というように満月から新月へと欠けていく過程も含めて一つのサイクルとして考えるようにしましょう。
- 新月では「新しい願い事を込める」
- 満月では「新月で込めた願い事を振り返る」
- そして次の新月までに満月で振り返ったことを踏まえて、願い事に無理があった部分は調整する
このような流れになります。
ちなみに、このサイクルは仕事に関しての願い事を込めるときに有効に働きます。月は29.5日周期で満ち欠けを繰り返しますが、大まかに計算すれば、新月→満月で約14日間、満月→新月で約14日間となり、ちょうど2週間ごとのサイクルになります。
仕事に置いては1ヶ月はちょうど区切りとなり、月次で目標も立てやすく月のサイクルを仕事でも感じやすいので、うまく使いこなせばとても効果を発揮するでしょう。
新月の過ごし方と願い事の書き方
ではここからは具体的な過ごし方と願い事の書き方を紹介していきます。
まず新月では「新しい願い事」を込めていきます。月は自分の根元にある感情や欲求を司りますが、新月は感情がまっさらな状態で、これから少しずつ光を発していくまさにスタートのときです。新たな気持ちで願い事を込めたり目標を立てるときにはベストなタイミングなのです。
なので新月では、
- 本当はやりたかったけど周りの目を気にしてできなかったこと
- 親や配偶者など身近な人に反対されてたけど自分はやりたいと思っていたこと
- 一度は諦めてしまったこと
などをもう一度思い出して新たな気持ちで願いを込めてみてください。
新月のおすすめの過ごし方
全体的には新たな気持ちになれるような過ごし方をするのが望ましいです。ここで注意点として、月は感情や欲求を司る天体であり、ものごとを進める実行力や行動力が高まるわけではありません。なので、新月のタイミングで何かを実行するというよりも、感情にフォーカスして新たな感情を湧き上がらせるような過ごし方をしましょう。
あなたにとって“新たな気持ちになれること”はなんですか?
映画を見ること、読書をすること、散歩をすること、岩盤浴をすること…
自分が新たな気持ちになれるパターンを知って持っておくと、約月に1回訪れる新月のエネルギーを活用しやすくなります。
ちなみに僕はサウナに入ることで新たな気持ちになれます。「ととのい」ですね。それと、新月のタイミングで瞑想は欠かさず行います。
新月の願い事の書き方
手帳やノートに手書きで書く
願い事や目標は必ず紙に書くようにしましょう。具体的に、明確に、自分で認識できるようにすることで、より引き寄せやすくなります。頭の中で願っていたとしてもどうしてもボヤけてしまい具体的な結果を引き寄せることはできません。
新月から8時間以内に書く
新月のエネルギーをより効果的に生かすために新月になった時から8時間以内に願い事を書くようにしましょう。また、新月になる前ではなく新月になってから、という点を意識してください。例えば1月13日の14時01分に新月になるとして、たとえ同じ日でも1月13日の午前中に願い事を書いても受け取れるエネルギーが軽減してしまいます。
新月の直前はできるだけ身体を休めて素直な感情になれるようにリラックス状態を保っておきましょう。
もし、仕事などの影響で8時間以内に願いを書けなかったとしても、できるだけ早く書くようにしましょう。エネルギーは軽減してしまいますが48時間以内であればその効果があると言われています。
主語は「自分」
人生の主役はあくまであなたであり、あなたの人生はあなたが中心となり動いています。そのため、あなた以外のことに関しては宇宙は理解できず願いを引き寄せることはできません。
月に限らず、ハイアーセルフなど大いなる存在と繋がるときはあなた自身が繋がるようにしましょう。
恋愛がわかりやすいので例えると、あなたがB君を好きな女性だとして、「A子がB君と別れた」のような自分が介在しない願いはNGです。この場合は「私はB君とLINEでデートの約束をする」のような書き方が良いですね。恋愛だけでなく仕事や趣味などにおいても応用してください。
願いが叶った状態(アファメーション)で書く
宇宙はあなたの言葉の状態をそのまま実現するパワーがあります。そのため、あなたが発する言葉や願い方によっては、思い通りに願いを引き寄せられないことがあります。
例えば「A社に就職したい」
というのは一見普通の願い事のように思えますが、「〇〇したい」という状態は、まだ叶っていない状態を表してしまいます。
「A社に就職したい」と願い続けると、いつまでも就職していない状態が続いてしまうということなんですね。むしろ、宇宙からしてみれば願い事を叶えてあげたにもかかわらず、いつも同じ願い事をするじゃないか…と思ってしまうのです。
この場合は「A社の社員としてバリバリ働いている」のような書き方が望ましいですね。
願い事の数は何個まで?
願い事の個数には特に決まりはありません。2個〜10個と言われている方が多いように思いますが、10個以上でも構いません。ただし、願い事を実現するのは自分自身であり、現実世界で実行するのもあなた自身です。なので、あまりに現実離れしていることや自分でコミットできないことは願いに込めるべきではありません。
誤解の無いようにしっかりとお伝えすると、月のエネルギーは魔法ではないので、自分が何もしなくても願いを引き寄せるわけではありません。自分自身が願いを叶える相応の器になっておかなければならないのです。
新月が深夜の場合はどうすればいい?
新月のタイミングが必ずしも日中とは限りません。当然深夜になることもありますが、その場合でも必ず新月になったタイミングから8時間以内に願い書くようにしましょう。
満月の過ごし方と願い事の書き方
満月では、前回の新月で書いた願い事がどのくらい達成できたか振り返る日になります。新たに願い事を書くというよりも「内省の日」として過ごすと良いでしょう。新月で書いた願い事リストを確認しながらどのような14日間を過ごしたのか、そしてその間の心境の変化はあったのか、じっくりと自分と向き合ってみてください。
満月は月の隅々まで太陽の光が当たる日ですが、感情を司る月の隅々まで光が当たるということで、気づかなかった自分の本音が表面化されやすくなります。
14日間で引き寄せることができた願い事があればそれをしっかりと収穫して感謝し、もし引き寄せることができなかった願いがあれば、達成できなかった理由を探っていく。そんな日にしてください。
満月のおすすめの過ごし方
満月では、新月で願ったことが良い結果であれ、悪い結果であれ、ありのままに受け取ることが重要です。慌ただしい中では内省することはできないので、落ち着いた時間を必ず設けるようにしましょう。内省にあたりノートに書く作業を行いますので、リラックスしながら机に向かえる場所があると良いでしょう。
温泉地や落ち着いたホテルに行って一人の時間を過ごすのはおすすめです。そこまでできなくても、近場のカフェで過ごすだけでも良いです。
新月と同様に、あなたにとって“リラックスして内省できる場所”を持っておくと満月のエネルギーを効果的に生かすことができます。
ちなみに僕は、新月と同様に満月の日もサウナに行くことが多いです。最近のサウナはコンセント付きのテーブルが用意されているようなスパもあり、サウナでリラックスした後すぐに机に向かえる環境が整っています。
あなたもぜひ、ご自身に最適な場所を探してみてください。
満月の願い事の書き方
新月の振り返りと感謝をする
まずは新月で設定した願い事や目標を振り返ります。新月に書いた紙がある人はそれを見ながら振り返るとより実感できると思います。
振り返ったときに、達成していることと達成できなかったことがあると思いますが、どちらもあなた自身の結果ですのでまずは受け入れます。達成できなかったからと言って悪いことではないので自己嫌悪に落ち入ることはありません。
達成している願い事がある場合は素直に喜び、そしてエネルギーを与えてくれた宇宙に感謝をしましょう。このときの喜びの感情を紙に書くのも効果的です。月に向かって感謝の手紙を書くような感覚で、自分の感情を書き表してみましょう。
達成できなかった理由を書く
願い事が叶わなかった場合、なぜ叶わなかったのか、引き寄せできなかったのか自己分析をします。この自己分析も内省の一貫でとても重要な作業です。
できなかった理由を分析すると、自分の努力不足や甘え、恐れていたことが起きてしまったなど、向き合いたくないことが原因の場合もありますが、目を逸さずにまずは素直に認めましょう。最初は向き合うことが辛いかもしれませんが、それはあなたの伸び代とも言えます。
慣れてくれば「自分にはこんなにも伸び代があるんだ」と感じられるようにもなるので、めげずに向き合っていきましょう。
願い事を引き寄せるための対策を書く
願い事を達成できなかった理由がわかれば、それをどうすれば解決できるか見えてきます。原因が分からないと解決しようにもできませんので、前項の自己分析はとても重要なのですね。
そして対策はできるだけ具体的に書くようにしましょう。漠然とした対策だと宇宙もどのように後押しすればいいか分からなくなってしまいます。より具体的に解決策を書くことで宇宙からもピンポイントで後押ししてくれるはずです。
願いが叶った状態(アファメーション)で書く
ここで書くことは、新月で書いた願い事をもう一度書き直すのではなく、前項で出した解決策が実行できた状態を書きます。
満月から8時間以内に書く
このように新月のときよりも紙に書くことが多いので、じっくりと向き合える時間を取っていただきたいのですが、新月のときと同じく、満月になってから8時間以内に書くとエネルギーを最大限に受け取ることができます。
次の新月まで実行する
達成できなかった願いについては、引き寄せるための対策を書き出すことによってご自身でも明確になったと思うので、その対策を次の新月まで実行します。すると、満月のエネルギーも加わってこれまでよりも願い事が叶っていくことを実感しやすくなると思います。
中には次の新月間近になっても願い事が達成できる実感が沸かないこともあると思いますが、決して焦ってはいけません。焦って不安や恐れの感情が出てきてしまうと再びブレーキがかかってしまいます。もしそのまま新月になった場合は、新たな気持ちで願い事や目標設定をしましょう。その後は先ほど解説した「」をもう一度行います。
全ての願いが叶ってしまったら?
新月で設定した全ての願いが叶ってしまったら、まずは願いが叶ったことに感謝をします。このときに普段行く神社で感謝の気持ちを伝えるのも良いでしょう。また、願いが叶ったということは自分自身も努力をした結果ですので、目標達成した自分を褒めることも忘れないでください。
農業では作物を収穫した後は、その感謝の意味も込めて収穫祭を行います。感謝をすると同時に収穫祭のように喜びを享受すると宇宙とより親しくなれることでしょう。次の新月までは心も体も休めて、新たな目標に備えてください。
星座別にみる引き寄せやすい願い事のテーマ
ここ前は新月と満月の一つのサイクルを使った願い事の引き寄せ方をご紹介しましたが、より強いエネルギーを受け取る方法があるので応用編としてご紹介いたします。
占星術では、その天体は必ずどこかの星座(サイン)に入っていることになります。普段の会話でされる「君は何座?」のような会話や、テレビや雑誌にある星占いの星座は、あなたの生まれた時に太陽がどの星座に入っているかを示すものです。
その要領で月もどこかの星座に入っているのですが、その入っている星座によって得意のテーマがあります。
- 新月・満月はどの星座で起きるか?
- その星座は何をテーマとしているか?
また、約14日間のサイクルでは新月の次に来る満月が同じ星座になることは基本的にありません。
双子座の新月が起きたとしたら14日後の満月は(だいたい)山羊座で起こります。同じ星座である双子座で満月になるのは約半年後になります。
つまり、星座をテーマにした願い事の引き寄せを行う場合、通常の月のサイクルよりも長い半年スパンで願い事の達成度合いを確認します。もっというと、向こう半年を意識した願い事や目標の設定をすると良いということです。
これは月との関わり方に慣れてきた方向けの応用編ですが引き寄せ効果は抜群に高くなるので、ぜひあなたの人生に取り入れていただければと思います。以下、それぞれの星座のテーマと新月、満月時の意味を載せておきます。
♈️牡羊座の新月
♈️牡羊座の満月
♉️牡牛座の新月
♉️牡牛座の満月
♊️双子座の新月
♊️双子座の満月
♋️蟹座の新月
♋️蟹座の満月
♌️獅子座の新月
♌️獅子座の満月
♍️乙女座の新月
♍️乙女座の満月
♎️天秤座の新月
♎️天秤座の満月
♏️蠍座の新月
♏️蠍座の満月
♐️射手座の新月
♐️射手座の満月
♑️山羊座の新月
♑️山羊座の満月
♒️水瓶座の新月
♒️水瓶座の満月
♓️魚座の新月
♓️魚座の満月
なかなか願いが叶わないときの対処法
月のエネルギーを利用して願い事を引き寄せようと新月、満月を意識しているのになかなか願いが叶わないこともあります。現実世界でも一生懸命努力しているけれど、それでも叶わないときは自分の中で知らないうちにブレーキをかけている場合があります。
それは自然のうちに作られている「恐れ」や「不安」だったり、「タブー」としているものだったりします。そのようなネガティブな感情が足かせになってしまうこともありますので、しっかりと受け入れて浄化をしていきましょう。
解決すべきは「ネガティブな感情」ですので、感情ということでこちらも月のエネルギーが関わってきます。
そして、恐れや不安は自分が見たくない感情ですので、潜在意識の奥の方に押し込んでしまっていることが多いです。潜在意識の奥の方なので普段は認識することはありません。そのため、まさか自分が抱えていた恐れや不安が足かせになっているなんて気づかないので、なかなかブレーキが外れないんですね。こういうときにこそ宇宙のエネルギーを活用しましょう。
先ほどもお伝えしたように、満月は太陽の光が正面から当たっている状態で、まさに強烈なスポットライトで照らされているイメージです。潜在意識の奥にある感情までスポットライトが当たる満月のときは、押さえ込んでいた感情が表面化しやすくなり、浄化にはとても良いタイミングなのです。
新月で書いた願い事や目標が達成できていなければ、満月のタイミングでそのブレーキとなっている感情を認識できることがあります。このような満月のエネルギーを利用した浄化の方法は「満月のエネルギーで潜在意識を浄化しよう!浄化の3ステップを解説」こちらの記事で詳しく書いているので参考にしていただければと思います。