2021年4月20日 獅子座上弦の月|ぼやっと見える青写真に近づけていこう

こんにちは、アリエ直也です。

2021年4月20日は獅子座で上弦の月を迎えます。上弦の月は新月から満月に向かって月が満ちていくちょうど半分の時で、拡大していくエネルギーに満ちています。

前回の新月は、今年に入って初めてと言っていいぐらい火のエレメントに天体が集まっている新月図でした。ちょうど新年度が始まってこれから頑張っていこう!という時期と重なったことから、ここ1週間は非常にやる気や勇気、突破する力に満ちている方も多かったのではないでしょうか。

この「火」のエネルギーは突発的で瞬間的に着火する感じで、気付いたら事が済んでいたという感じがイメージしやすいと思います。今まで買おうか悩んでいたモノ(サービス)を突発的に買う流れになった、という体験をした方も多いでしょう。

また、双子座火星、天秤座木星からの風のエネルギーもあって火があおられる感覚もあったので、

「あれもやりたい、これもやりたい」

と、風の時代的な『好奇心』と、火のエネルギーの『勇気』『突破力』『推進力』がかけ合わさって、やりたいことがどんどんと湧き出てきてさらに全て実現できるという前向きなエネルギーにもなっているはず。

一方で、「あれもやりたい、これもやりたい」が過ぎて、とっ散らかった状態になりがちなのも火のエネルギーの特徴です。

後ほど詳しく解説していきますが、今回の上弦の月では散らかった火のエネルギーを制御して形を作る方向にエネルギーを使えるように宇宙のエネルギーを受け取っていきましょう。

今回の上弦の月のホロスコープはこんな感じです。

出典:ASTRO DIENST

見ての通りホロスコープの右側(西半球)に天体が集まっているので、誰かとの関わりに開運のヒントがありそう。

そんなことも頭に入れておきながら、参考にしていただければと思います。

ホロスコープからみる全体運

冒頭でもお伝えしたように、火のエネルギーが強い新月の影響を存分に受けているので「あれもやりたい、これもやりたい」という状態になりやすかったと思いますが、新年度が始まっていきなりのアクセル全開に周りも困惑し空回りしてしまいそうな感じがありました。

今回の上弦の月も、双子座火星、水瓶座木星のあおりを受けて火が燃え続けているのですが、ぼうぼうと、とにかく前に進むという感じとは打って変わって、枠というものを意識して、その枠の中で成長させるためにエネルギーを使うという火の活かし方が良いでしょう。

「あれもやりたい、これもやりたい」から、「あれもこれもできるけど…一旦自分のできる範囲で形にしてみよう」というイメージです。

ホロスコープをみると、牡牛座に太陽、水星、金星と個人の活動に影響を与える天体が3つも入っていることから、牡牛座的な性質が重要になる事がわかります。

牡牛座は、自分の肉体や知性がわかる範囲で思いっきり楽しみ活動するような性質があります。自分の五感を超えた域のことを感じとることはできません。

この牡牛座力をしっかりと生かして、散らかっていた火のエネルギーを、自分ができる範囲や過去の経験からイメージできる範囲の枠の中で“型”にすることを、次の満月まで意識して過ごしてみてください。

枠に囚われることは良くないことですが、枠がないと形にする事もできません。ここではいい意味で牡牛座の自分という枠を活用していきましょう。

ただ、牡牛座的な枠を意識しつつも、湧き上がってきたアイデアや自分の理想を捨てる必要はありません。理想は掲げつつも、そこに至るまでの中間目標として少しずつ形にして積み上げていくことが自己実現のポイントです。

相変わらず火のエネルギーは強い

火の使い方はここまでお伝えした通りで、多少、新月図よりは火のエネルギーは小さくなりますが、上弦の月の「月」は火のエレメントである獅子座0度にあり、獅子座に入ったばかりですのでシンプルに勇気や突破力は感じられ「やってやるぞ!」という気持ちは持ち続けられそうです。

賛否両論あるオリンピックですが、聖火は静かに火を燈しながら全国を巡っています。そんな聖火の火を見ていると、

「あれもできる、これもできる中で、自分はこれをやりたいんだ」

という、まるで静かに火を燈している成果のように心の炎は燃やし続けていきましょう。もっというと、燃やし続けていけそうなエネルギーを宇宙から受け取れます。

心が折れかかった人も、もう少し頑張れるので諦めないで心の炎を守っていてください。

火が弱くなり、全天体順行期間が終わる

そんな火のエネルギーも4月下旬には再び弱くなり、今年の1月〜3月までの期間のように「あと一歩の突破力がない」「なんか前に進まない」という時期がやってきます。また、物事が順調に進んでいく全天体順行期間も終了し、逆行する天体も出てくるので思うようにいかないことも出てくるかもしれません。

ただ、物事がうまくいかない時や、天体が逆行している時は、やり残していたことが浮き彫りになったり、見直さないといけない課題が表面化されたりと、半強制的に省みる期間になりそうです。

そのように省みる、反省する、振り返るタイミングの時は、それを思いっきりやればよいので、今は「火」のエネルギーを強く意識して次の満月までの1週間で自分のできる範囲で「完成(形にすること)」を目指していきましょう。

周りの反応があって自分を認識できる

冒頭でもお伝えしたように、今回のホロスコープでは右半分(西半球)に天体が集中していることから、人との関わりの中で気付きを得る事ができそうです。

自分がやりたいと思っていることを言葉にして相手に伝えることではじめて、自分のことを深く認識できるようになります。相手との関わりの中で感じた小さな感情の動きや意識の変化を見逃さないように。そこに自分にとっての大きなヒントが隠れているでしょう。

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