こんにちは、アリエ直也です。
2021年5月26日 20:14に射手座で満月を迎えます。今回の満月は皆既月食を伴うということで普段の満月よりも意味深い日になりそうです。また、皆既月食のエネルギーは向こう半年間にまで影響を及ぼすとも言われているので、今年の11月頃まで関わるエネルギーということも意識していただければと思います。
満月は月が完全に満ちた状態で、前回の新月からの流れを完了させる日になります。新月で立てた目標がどこまで達成しているかしっかりと評価をしてできたことにフォーカスしましょう。
仮に目標が達成できなかったとしても、満月までにできたことが一つの成果であり区切るポイントです。自分が満足のいかない成果だとしたら、何が不十分で目標が達成できなかったのかを次の新月までに分析していきます。
目標を達成できた方は、その成果を収穫できる喜びを十分に味わってください。そして、膨らんでいくエネルギーの中を過ごした心と体には疲労が溜まっていると思うので、次の新月で再び良いスタートが切れるようにメンテナンス期間に入りましょう。
さて、今回の満月は「柔軟宮」のエネルギーがとても強い満月になります。
- 双子座・太陽
- 射手座・月
- 射手座・アセンダント
と個人に関わる主要な天体、
そして、先日、魚座入りした木星。
柔軟宮はちょうど季節の変わり目のサインで、変化や完了することを性質として持っています。一方で、起きることに対して一つひとつに目を配り対応していく性質もあるのでどっちつかずになったり、注意力散漫になったりします。
社会情勢的にも不安定な状況が続く中で、変化への対応の仕方が問われる半年間となりそうですが、変化に対応することと右往左往することは異なりますので、しっかりと自分軸を見失わないように、しなやかに変化していくことを忘れないでください。
この後、ホロスコープを見ながら今回の満月のエネルギーを読み解いていきますが、ポイントだけ先にお伝えしていくと「とにかく自分の内面と深く向き合うこと」が重要になりそうです。
2021年になってから同じようなテーマが続いていますが、それだけ重要なテーマだということを宇宙は教えてくれているのでしょう。
出典:ASTRO DIENST
ホロスコープからみる全体運
まず今回の満月は12ハウス射手座で起きますが、射手座は高い理想や遠くの存在に意識が向き、そこに向かっていく熱いエネルギーを発揮するサインです。今いるところから知性も肉体もより遠くを目指すことから「自由になる」ことを象徴するとも言われています。
また、12ハウスは潜在意識や無意識下をテーマとするハウスということで、そんな12ハウスで起きる満月なので、普段は見えない奥深い無意識下に自分が本能的に求めていることのヒントがありそうです。
射手座的な今よりも知性を深めたい、今いる場所から自由になりたいという欲求が自分でも気づかない潜在意識の奥に眠っていたかもしれませんが、それが表面に上ってきて「自分が本当に望んでいたこと」として明確になるかもしれません。
本能的にやりたいことは、どうしても「やってはいけないこと」として抑えつけられてしまい、自分でも気づかないくらい奥深くまで抑え込んでしまいます。ですが、そのような本能的なことに目を向けて意識しない限り、現実世界は同じことの繰り返しで何も変化のない日々になってしまいます。
たった一度しかない今世を後悔なく充実した人生にするためには、今回の満月で表面化された「本能レベルでやりたいこと」がとても重要になりそうです。
やりたいことを社会で活かすためには(太陽・双子座)
本能レベルでやりたいことを抑え込んでしまう背景には、自分のやりたいことを社会に活かせるわけがない、つまり稼げないと思ってしまうことがあります。
その意識を書き換えてくれるのが「太陽」のエネルギーです。
今回太陽は6ハウス双子座にありますが、双子座は「好奇心」「コミュニケーション」「情報」「知識」という性質があり、6ハウスは自分を省みて、どうすれば社会に貢献できるかを探っていくというテーマがあります。
このことから、射手座の月が求めている本能的にやりたいことをもって、どうすれば社会で貢献できるかを考えていき、そして、社会に活かせるように工夫をすることが重要であるというメッセージを受け取れます。
社会に活かせるかどうかではなく、“社会で活かすためにどうするか”を考えて実行していこうということです。
この6ハウスには自分の感性や資質を司る金星、と知性を司る水星が入っています(水星は5度前ルールで7ハウス入りと読むこともできますが)。
理想を実現するためには、まずは自分をしっかりと省みて、理想を実現できる資質と知性があるかどうか把握することが最初のステップと言えるでしょう。
自分で認識することは難しい
とはいえ、自分で自分のことを認識するのは難しいです。そこで積極的に「双子座」のエネルギー生かしていきましょう。
双子座が持っているコミュニケーション能力で他人と交流し接点を持つことで、自分のことを客観的に認識することができます。自分がどんな性格でどんな特徴があるのかは相手がいて初めて認識できます。
自分の能力を知るために同業者がいるところに顔を出してみるのも良いですし、自分の夢や理想を他人に話してみるのも良いでしょう。
そこで何かしらのフィードバックが得られて、自分自身を深く認識することができます。
現実とかけ離れていてもあたふたしない!
本能レベルでやりたいことというのは、今の現実では到底及ばないようなことかもしれませんが、理想というのはそういうもの。理想と現実のギャップにあたふたしたり落ち込まないように気をつけましょう。
また、1ハウス山羊座に逆行している冥王星が滞在していますが、冥王星の破壊と再生のエネルギーにより山羊座がテーマの会社や社会的組織、仕事の在り方にメスが入る可能性があります。
今進んでいる延長線上には理想の世界は無いと言われているような、そんなメッセージを感じます。
会社、社会的組織、仕事の在り方は収入に直結するテーマなので、そこがグラつくことは不安になりなるかもしれませんが、理想の世界(パラレルワールド)に移行する前兆だと信じて、あたふたせず、どっしりと身構えていましょう。
コツコツ積み上げて経済基盤を築き上げる(2ハウス土星)
やりたいことをなかなかやれなかったり、自分の好きなことを仕事にはできないと思っている方の多くは、経済面が障壁となっていることが多いのではないかと思います。
仕事は我慢するもので、我慢して働いてからこそ収入がもらえると刷り込まれてしまっているので、好きなことをやることに無意識に抵抗してしまうのです。
しかし、本来はそのような事はありません。好きなことをしていてもしっかりと収入を得ることはできるはずです。
今回、太陽と月の配置から、本能レベルでやりたいことにフォーカスしようということを書きましたが、それがしっかりと収入になるかどうかは2ハウス土星のエネルギーを活用すると良いでしょう。
2ハウスは収入や所有するものなどをテーマとするハウスですが、そこにコツコツと積み上げる性質を持ってる土星が滞在しており、ここから、コツコツと積み上げることで収入基盤が築けるというメッセージが受け取れます。
特に土星は逆行中ですので、これから新規で積み上げていくことを意識するよりも、これまでにできなかったことや後回しにしていた基本的なことをしっかりとやり遂げることに目を向けると良いでしょう。
あるいは、今までは一生懸命で気づかなかったことでも、この土星逆行期間中はやるべき事が表面化されることもありそうです。
土星は厳しいメッセージを送ってくる天体ですが、土星をしっかりと使いこなすとそれが揺るがない基盤になるので、頑張ってこの厳しさに耐えていきましょう!
収入基盤の見直しが起きるかも?!
2ハウスの土星に対して5ハウス天王星がスクエアという葛藤の角度を取っています。土星、天王星のスクエアは今年はずっと起きているので都度強烈なメッセージが降りてくると思うのですが、今回の場合は既存の収入基盤に対して天王星の変革、改革のエネルギーが差し込んできそうです。
慣れたやり方、慣れた仕事ではない、今までのパターンと違った仕事をして収入を受け取ることもありそうですが、そのような変化は現実が変わってきている証拠ですので、喜びとして受け取ってください。
慣れたやり方が変わることにより、自分の内面に抵抗力が発動するかもしれませんが、変化を受け入れることを意識しましょう。最初のテーマに戻りますが、柔軟宮に重要な天体が多く滞在していることをお忘れなく。