スピリチュアルや占星術を勉強して自己実現のために頑張っているのに、自分がやりたいと思ったことがなかなか実現しなかったり、自分が描いた理想に全然近づかなかったりした経験はありませんか?引き寄せの法則を実践してみたり、中にはハイアーセルフの声にしたがって現実世界で生きているのに、なかなか思ったような結果にならない方は、実はとても多いのです。
現実世界で一生懸命頑張って、さらに自己実現のためにスピリチュアルな力を実践しているのに、なかなか結果が伴わないとスピリチュアルに疑問が湧いてきたり占い不信になってしまったりすることもあるでしょう。
このようにスピリチュアルワークを実践しているのに結果が伴わない原因の多くは「潜在意識レベルでブレーキをかけてしまっている」ことが考えられます。
自分の表に出ている意識では「人生を変えていきたい」と思っているにもかかわらず、実は自分で認識できない潜在意識レベルでは「このままでいいよ」と変わることに対して制限をしてしまっているのですね。
この潜在意識レベルのブレーキの源泉は“恐れ”や“タブー視しているもの”、あるいは心理学的に言われる“シャドー”などが挙げられますが、これらはなかなか自分で認識することができないので、知らぬ間にブレーキとなってしまうのです。
そのため、ブレーキとなってしまっている“恐れ”や“タブー視しているもの”、“シャドー”をなんとか外さなければ、自己実現や引き寄せには辿りつきません。
今回は自己実現に向けたブレーキの外し方として、満月のエネルギーを使った潜在意識の浄化方法をお伝えします。これまで宇宙の流れを意識して生活してきた方はもちろん、初めて月の力を使っていく方もすぐに実践できるように具体的なやり方も紹介するので、ぜひご自身に生かしていただければと思います。
なぜ満月で潜在意識を浄化できるのか?
そもそも、なぜ満月で潜在意識の浄化ができるのか。
結論から言うと、満月の状態では自分の潜在意識にまでスポットライトが当たり、ブレーキの元になっているネガティブな感情を受け入れやすくなるからです。
占星学的には月は自分の感情や本能的な欲求を司る天体だとされています。感情は喜怒哀楽あり、さらにいうと憎しみ(タブー)や恐れなど社会ではあまり表現しない感情もありますね。そのような表に出さない奥深くにある感情もあなたの一部であり、紛れもなくあなた自身の気持ちを表しています。
憎しみや恐れは、あまり良いとされていない感情なので、そのような感情を持ってしまう自分に対して嫌悪感を持ってしまうこともありますし、自分の汚い部分を見ているようで受け入れがたい感情なので、自分から遠ざけてしまいがちです。しかし、例えこのようなネガティブな感情を遠ざけて触れないようにしていたとしても、決して消え去ることはなく、自分が認識できる顕在意識から消えたと思っても潜在意識にはいつまでも残り続けてしまうのです。
そのため、自分では気がつかないうちに、自己実現を阻む「ブレーキ」となってしまう、厄介な存在であります。
満月は奥底の感情まで光を当てる
自分の感情や本能的な欲求を司る月が「満月」になることは、どういう意味があるのか解説します。
月は自分で光を発しない天体で、太陽の光を受けることでその存在をみることができます。以下の図で示しているように、太陽と月の角度によって光の当たり方が異なるので、月の形が日々変わっているように見えます。
そして満月は、月が太陽の光を全面に受けている状態のため、まんまるに見ることができます。ちなみに新月の場合は地球から見て月の裏側(真裏)を太陽が照らしているので、地球からは月が見えないということなのです。
さて、このような月の満ち欠けは中学の理科レベルで習う内容ですが、これを占星術的に落とし込むと、月は自分の感情を司る天体でしたので、満月の状態は「自分の感情にスポットライトが当たる」ことと捉えることができます。満月ですので、感情の隅々まで(あるいは奥底まで)フォーカスされます。
そのため、普段は認識されていなかった潜在意識にも光があたりフォーカスされるので、先ほど述べたような憎しみや恐れ、タブーにまで光があたり、自分の顕在意識で認識しやすくなるのです。普段目を背けたくて抑え込んでいた感情が表面化されてしまうので、人によっては満月が怖いと感じてしまう方もいるでしょう。満月で本性が出てしまうオオカミ男の話はこれらを象徴しているお話ですね。
抑え込んでいた感情はどのように表面化するのか?
このような自分では目を背けたいオオカミ男の部分はどのような形で表面化されて自分の意識に入ってくるのか、そのパターンをいくつか紹介します。
①夢の中
②リラックスしているとき
③関わる相手の言動
④自ら認識する
⑤瞑想中に表面化される
自分の感情を認識することが自己実現の第一歩
自分の潜在意識に潜んでいるネガティブな感情は紛れもなくあなた自身から出てきている感情であり、しっかりと癒して浄化をしなければいつまでも潜在意識に居座り続け、あなたの自己実現にブレーキをかけ続けてしまいます。自分でも受け入れがたい感情であるため、遠ざけて奥底にしまい込んでいると思うので、受け入れるのは苦しいことだと思いますが、この過程は誰もが通る道であり自己実現には必要は出来事です。
そのために、まずはネガティブな感情を含む全ての感情を自分で認識することから始めましょう。
「自分って、こんなことに憎しみを抱いていたんだな」
「〇〇をやることによってこんなことを恐れていたんだな」
と、感情の存在を素直に認めてあげましょう。ここでせっかく表面化された感情を否定してしまうと再び潜在意識の奥底まで潜り込んでしまい、ブレーキとしてあなたの自己実現を阻む存在になってしまいます。
ネガティブな感情を認識するだけでは浄化まではできませんが、浄化のためには“認識”することが最初のステップです。そこから浄化するためにはどうすれば良いか、次の章で解説していきます。
ここまで読んでいただいた方はお分かりいただけると思いますが、満月には浄化の作用があるとはいえ、満月=浄化ではなく、満月になることで潜在意識に抱えていた感情の隅々までスポットライトが当たることで、浄化しやすくなるということに過ぎません。
満月の日に自然と浄化されるのは、パワーストーンのような意思を持たない物質に限るということなのですね。スピリチュアル意識に目覚めた人が陥りやすいところなので、自らの意思で自己実現していくために、このことを忘れないようにしていただきたいと思います。
満月を使った潜在意識の浄化を5つのステップで解説
①自分の感情を認識する
②認識した感情を紙に書き出す
③これまで気づかなかった感情を受け入れる
④恐れ、タブー視しているもの、シャドーの原因となっていることは何か?書き出す
⑤④の原因はどうすれば解決することができるか考えてみる
本音を受け入れる勇気を持とう!